楽天損保の現状2019
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13<主な取組内容>□ 利益相反管理方針を定めています。当社は、「利益相反管理方針」に則り、全役職員がこれを遵守することによって、お客様の利益が不当に害することのないように、利益相反の管理に努めます。□ 定期的に社員教育を実施しています。全役職員が、お客様の利益を不当に害する取引とは何かを正確に把握し、その管理を行うために、コンプライアンス業務部が定期的に利益相反に関する試験を実施し、周知徹底を図っています。【利益相反管理方針】 楽天損害保険株式会社(以下、「当社」といいます。)は健全かつ適切な損害保険業務を行うにあたり、次のとおり利益相反管理方針を定め、これを遵守することによりお客様の利益を不当に害することのないように、利益相反取引の管理に努めてまいります。1 利益相反取引 「利益相反取引」とは、⑴当社または当社のグループ会社(以下、「当グループ」といいます。)とお客様の間、または⑵当グループのお客様相互間において、お客様の利益を不当に害するおそれのある取引をいいます。2 利益相反のおそれのある取引の類型と特定方法 対象取引の個別事情を検討のうえ、利益相反のおそれのある取引に該当するか否かを特定します。3 利益相反のおそれのある取引の管理の方法 当社は、利益相反のおそれのある取引を特定した場合、以下のような管理方法により当該お客様を保護します。 ・ 情報遮断措置の実施  ・ 取引条件または方法の変更、取引の中止  ・ 利益相反に係るお客様への開示4 利益相反管理体制 当社は、コンプライアンス業務部担当役員を利益相反管理統括者とし、コンプライアンス業務部を利益相反管理部署とします。 本方針に沿って、利益相反のおそれのある取引の特定および利益相反のおそれのある取引の管理を的確に実施し、その有効性の検証を定期的に行います。 また、役職員に対し本方針に基づいた研修を実施し、利益相反のおそれのある取引の管理について周知徹底いたします。≪運営方針5≫ お客様の利益を不当に害することのないよう、適切に業務を行います。<主な取組内容>□ 役職員に「経営理念」等を浸透させています。この「お客様のための業務運営方針」の根幹は、当社の「経営理念」、「行動指針」であり、これらを記載したクレドカードを全役職員に配付しています。お客様の立場で行動することを、日々の業務に取り入れて浸透を図っています。□ 社員に高度の専門性と企業倫理を保持させるために、資格取得を義務付けています。経営職以下の社員には、昇格するために金融機関の社員として身につけるべき必要な資格を職位ごとに決めています。これにより、業務経験を重ねると同時に、高度の専門性と企業倫理を身に着けさせるようにしています。□ 定期的にコンテストを開催して、業務スキル向上に努めています。営業社員と損害サービス社員を対象に、お客様や代理店の立場になった考え方の強化、商品知識の向上、対話力の強化、業務効率アップを目的としたコンテストを開催しています。□ 役職員のみならず、代理店に対しても継続的に教育を行っています。「お客様が心から満足し感動するサービス」を提供するためには、より一層の従業員の能力アップが不可欠との考え方から、本社人事総務部内に従業員教育に特化した楽天損保アカデミー「略称RSA(Rakuten Sonpo Academy)」を設置しています。このRSAが、役職員に対して継続的に教育研修を行っています。保険の募集を委託している代理店(募集人)に対しては、商品改定や新商品の発売のタイミングだけではなく、定期的に代理店会を開催しています。研修講師は、営業社員だけではなく、本社管理部門社員も務めるほか、個別に代理店へ訪問して研修を行っています。≪運営方針6≫ お客様の立場で行動するために、継続的に教育を行うとともに、適切な管理体制を整備します。Ⅰ 当社の概況および組織Ⅱ 当社の運営Ⅲ 当社の主要な業務の内容Ⅳ 損害保険用語の解説Ⅴ 業績データ

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