楽天損保の現状2019
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336. 損失の危険の管理に関する規程その他の体制 リスク全般の把握とその管理体制の強化のために、リスク全般を統括する組織として、「リスク管理委員会」を設置し、取締役会へ定期的に報告を行っています。取締役会は、その報告に基づき、経営に影響を与えるリスク情報を確認し、対応策等を検討しています。 リスク管理委員会の下部組織として「保険引受リスク管理部会」「資産運用リスク管理部会」「事務リスク管理部会」「システムリスク管理部会」「BCP部会」を設置し、各種リスクの把握、分析、評価、管理を行っています。また、会社全体のリスク管理統括部署としてリスク管理部を設けています。 リスク管理体制を具体的に推進するために、「リスク管理基本方針」および「統合的リスク管理方針」の下に「統合的リスク管理規程」を策定し、実行しています。7. 取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制 取締役会は、「取締役会規程」に基づき、重要事項の決定ならびに取締役の業務執行状況の監督等を行います。取締役会では、経営会議、内部監査結果、コンプライアンス委員会およびリスク管理委員会の審議結果を参考に重要事項の意思決定が速やかに行われる体制を構築しています。 取締役の職務の執行にあたっては、毎年度初めに、「業務方針」を定めるとともに、適正な予算の編成と執行を行い、全社的な業務の効率化を実施しています。 また、「職務権限規程」、「事務分掌規程」により取締役の権限および責任の範囲の明確化を行っています。8. 監査役の職務を補助すべき取締役および使用人に関する事項、ならびに当該取締役および使用人の他の取締役からの独立性に関する事項および当該取締役および使用人に対する指示の実効性に関する事項 現在、監査役の職務を補助すべき取締役は配置していません。監査役の職務を補助すべき専属の使用人は配置していませんが、人事総務部が監査役の業務補助をすることとしています。 当該使用人の人事については、担当取締役と監査役が意見交換を行ったうえで決定します。 当該使用人は、監査役の職務を補助する職務に関し、監査役の指揮命令のみに服するものとなります。9. 当社の取締役および使用人又はこれらの者から報告を受けた者が当社の監査役に報告をするための体制、その他の監査役会への報告に関する体制 監査役は、取締役会のほか重要な意思決定の過程および業務の執行状況を把握するため、経営会議、コンプライアンス委員会およびリスク管理委員会などの重要な会議に出席(または議事録を閲覧)するとともに、主要な稟議書その他業務執行に関する重要な文書を閲覧します。また、必要に応じて直接役職員より報告を受けます。 さらに、取締役は、職務執行に関し重大な法令もしくは社内ルール違反または会社へ著しい損害を及ぼすおそれのある事実を発見したときは、直ちに監査役に報告を行うこととしています。10. 監査役へ報告をした者が不利な取扱いを受けないようにするための体制 当社は、社内通報制度(「コンプライアンス・ホットライン」)を設けており、当社役職員からの報告を受けています。かかる「コンプライアンス・ホットライン」は通報者の保護を絶対としており、通報者が通報することによって不利な取扱いを受けないようにしています。 また、当社は、当社の取締役および使用人が、当社の監査役へ報告を行ったことを理由として不利な取扱いを行うことを禁止し、その旨を周知徹底しています。11. 監査役が行う職務の執行について生ずる費用の前払または償還の手続その他の当該職務の執行について生じる費用または債務の処理に係る方針に関する事項 監査役から費用の請求があるときは、職務の執行に必要でないと認められた場合を除き、当該費用または債務を処理します。 また、監査役が外部専門家を独自に利用した場合には、職務の執行に必要でないと認められた場合を除き、当該費用を負担します。Ⅰ 当社の概況および組織Ⅱ 当社の運営Ⅲ 当社の主要な業務の内容Ⅳ 損害保険用語の解説Ⅴ 業績データ

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