楽天損保の現状2019
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74【2】 契約内容の確認に関する取組みの概要保険業法には、お客様ニーズの把握から保険契約の締結に至る募集行為での、きめ細やかな対応の実現に向けた積極的なお客様への対応として、「意向把握義務」および「情報提供義務」が定められています。そのため、保険契約を締結する前に、お客様の抱えるリスクや、それを踏まえた保険のニーズを的確に把握した上で、ニーズに沿った適切な保険商品を提案し、「保険契約申込書内のご確認欄」または「ご契約確認シート」を使用して、お客様が申込みを行おうとする保険商品がご意向に合致しているか確認を行っています。また、適正な契約募集のための代理店教育教材として、火災・自動車・傷害保険については当社商品の特徴を記載した「個社教育A単位テキスト」を作成し、eラーニングによる代理店の教育研修を実施しています。【3】 代理店の役割と業務内容代理店は損害保険会社との間で締結した「損害保険代理店委託契約書」に基づき、保険会社に代わって、契約者と保険契約を締結し、保険料を領収することを基本的業務としています。最も重要な仕事は、多様化するご契約者のニーズに的確に対応して充実した保険サービスを提供し、あらゆる危険からご契約者を守ることにあります。当社では的確なお客様対応ができる代理店体制づくり、教育に力を入れており、代理店の質の向上、代理店網の拡充を積極的に推進しています。代理店の主な業務は次のとおりです。◆保険相談(コンサルタントの役割)◆保険契約の勧誘(商品設計)、重要事項の説明、お客様のご意向確認、告知の受領、契約の締結◆保険料の算出、申込書の受付、保険会社への契約報告◆保険料の領収、領収証の発行・交付◆保険料の保管、保険会社への精算◆保険契約の維持、管理(保険契約内容の異動および解約の手続きを含む)◆契約者からの事故通知の受付、保険会社への報告(保険金請求のための書類の取付)◆その他の保険募集に必要な事項で保険会社が特に指示した業務また、代理店の体制について、代理店の規模や業務特性に応じ、社内規則等の策定、適切な教育・管理・指導、自己点検等の監査、改善に向けた態勢整備を構築するよう指導し、保険募集業務の健全かつ適切な運営を確保してまいります。③クーリングオフ制度「クーリングオフ制度」とは、契約者保護の観点から保険契約を締結した後であっても、一定の期間内であれば、契約者より当社宛に書面で通知することにより、契約申込みの撤回または契約解除を行うことができる制度です。保険契約の場合、「クーリングオフ制度」が適用されるのは、ご契約をお申し込みいただいた日またはクーリング・オフに関する説明書を交付された日のいずれか遅い日から、その日を含めて8日以内で、ご契約者が個人、かつ、保険期間が1年を超える長期保険契約など、一定の条件を備えた保険契約が対象となります。(営業または事業のための保険契約、法人が締結した保険契約、自賠責保険などにはこの制度は適用されません。)Ⅲ 当社の主要な業務の内容

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