IRニュース

2007/03/30

火災保険における建物構造級別の判定誤りと割引適用漏れ等一斉点検の状況について

 弊社では、保有する全火災保険契約(2006年11月1日基準、他社幹事契約と森林火災保険を除く、以下同じ。)と2007年4月1日を基準日として過去2年間に契約関係が解消された契約について、2008年3月31日までに、火災保険契約の適正性を検証しております。
今般、保有する全火災保険契約のうち、建物構造級別と割引適用について検証しました結果が取りまとまりましたのでご報告いたします。

1 建物構造級別の判定誤り
  保有する全火災保険契約219,699件のなかから、
・ 構造級別がC級、D級、3級、4級で、外壁が「ALC版」又は「コンクリート」と記載されたもの
・ 構造級別がC級、D級、3級、4級で、構造記入欄に「ツーバイフォー」「省令準耐火」等と記載されたもの
・ 構造級別がA級で、総戸室数が5戸以上と記載されている家庭総合保険
のご契約をシステム抽出し、ご契約者様にダイレクトメールを送付しご面談のうえ点検を実施いたしました。

2 割引適用の誤り
  保有する全火災保険契約219,699件のなかから、割引記入欄、割引コード欄に割引又は割引コードの掲載がある契約で、契約入力時に機械による保険料チェックがなされていないご契約をシステム抽出し、再計算して点検をいたしました。

3 点検結果と是正措置
-------------------------(件数)------(返戻対象保険料※)---
構造級別の誤りのあったもの  434件      28,435千円
割引適用の誤りのあったもの  274件       3,927千円
----------計-------------708件--------32,362千円-----

が判明いたしました。これらのご契約につきましては、直ちに適正契約に訂正し、保険料の差額と遅延損害金(年6%単利日割り)をお支払するとともに、弊社申込書保存期限である5年間について遡及して訂正させていただきます。さらに5年間を超えましてもお客様と弊社でご確認できるまで過去の契約を遡及して訂正させていただきます。
これらの事案について本日までに398件(56.2%)につきましてお客様へのお支払い手続きの対応を完了いたしております。抽出条件毎のお支払い状況等につきましては、右下の参考資料をご覧ください。

 ※ 返戻対象保険料は、遡及分の一部を含み、損害遅延金分は含んでおりません。

4 今後の点検
弊社では、今回の抽出した案件を含め全保有契約(2007年4月1日を基準日として過去2年間に契約関係が解消された契約を含む。)について、満期の更改毎に調査をすすめ2008年3月末日までに点検を完了させる予定です。


 保険会社とお客様との基本的かつ最も重要な保険契約において、保険料の算出に誤りがありましたことにつきまして、お客様に多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
 弊社といたしましては、今般の問題を極めて重要な事態と受け止め、今後、同様なことが発生することのないよう適切な保険引受に取り組む所存ですので、お客様ならびに関係先の皆様におかれましては、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
 適正な保険料の算出、ご契約につきましては、弊社では既に複数の再発防止策を実施しておりますが、今後とも適切なご契約のために様々な取り組みを進め、全社をあげてお客様からの信頼回復に努めてまいる所存です。
 なお、お客様からのご契約内容のご照会やご質問に答える窓口として「お客様相談センター」(専用フリーダイヤル)を設置いたしておりますので、個別の事案に係わるご照会等がある場合には、下記お問い合わせ窓口もしくは最寄りの弊社支店、営業所までご連絡いただきたくお願い申し上げます。

【お客様専用お問い合わせ窓口】
 フリーダイヤル 0120-115-476
 受付時間    午前9時~午後5時(土、日祝日を除く)
 ※ 携帯電話・PHSからもご利用いただけます。